ザ・ファイター/ The Fighter '11(米)
マサチューセッツ州ローウェルに住むボクサー兄弟の実話を基にした物語。
前半「すごく評判いいけど、それほど?」と思いつつ観ていた。
助演男優賞・助演女優賞に輝いた
クリスチャン・ベールとメリッサ・レオの演技についても
「過大評価じゃないの?」と感じ、ピンとこなかった。
ところが、後半になって怒涛のごとく巻き返してくる映画だった。
まさに主人公ミッキー・ウォードの試合のように!
理屈抜きでルックスが好みなのですねー。
逆にクリスチャン・ベールは苦手・・・
このディッキー役も上手いと思うけどね。
生理的にダメなんですよねー。
好きな男にこんな母親がいたら、と思うと・・・
「どの子供も同じように愛してるわ」と言い切るが、
親だって人間、絶対に公平なんてことはありえないのだ。
本人に悪気がないところが罪深い。
この家族の、血の絆ゆえの病巣がやりきれなかった。
「蓮っ葉」になりきれない「重さ」があるのよね。
この役は意外に似合ってた。
この姉妹たちを見よ!
よくぞこんな顔を集めたよねぇ~。
映画でこれだったらモデルとなった実際の姉妹は・・・なんてつい興味津々(;^_^A
父親違いなのに仲がよくて団結力強いのはいいけど
いい歳して全員家でゴロゴロしてるけど誰も働いてないの?
話はそれるが、人によって「ホラー映画の恐怖シーン」
「バイオレンス映画の暴力描写」「エロ描写」など苦手な分野があると思う。
最近やっとわかったのだが、わたしが苦手なのは
この映画の主人公家族のような人種が出てくる話。
酒・ドラッグ中毒、無計画な結婚&出産、貧困、無教養etc・・・
暴力描写もスプラッターも全然平気だけど
こういう人々の生態を観てると、フィクションとわかっていても
ほんとにしんどくなってくるの・・・。
'11 4 2 劇場 ★★★★☆
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォルバーグ、クリスチャン・ベール
エイミー・アダムス、メリッサ・レオ
by gloria-x | 2011-04-06 23:01 | 映画レビュー